5号機

十和田湖の幸十和田湖の幸

十和田湖・奥入瀬渓流周辺を旅したら、ぜひ食べていただきたいのが『ヒメマス』です。銀白色で美しい体型、捌いてみると美しい薄紅色。淡水魚らしい繊細な風味が魅力です。『紅の小なるは姫に通ず』との言葉より、『姫鱒(ヒメマス)』という和名がつきました。ヒメマスは北海道原産で、北米原産のニジマスとは異なるものです。

明治時代の鉱山労働者の一人 和井内貞行氏の功績により、ここ十和田湖でもヒメマスが食べられるようになりました。ところが近年、生態系や水質の変化により漁獲量が減少傾向にあり、ヒメマスが生息できる環境を残すことも、十和田湖周辺の課題になっています。

漁師が釣り上げ、漁師が捌く漁師が釣り上げ、漁師が捌く

春山荘では、このヒメマスを使った料理が名物です。宿泊するお客様のために漁師がヒメマスを釣り上げ、新鮮なうちに捌きます。

近年『幻の魚』と呼ばれるようになったヒメマスですが、春山荘では宿泊のご予約があれば、春夏秋冬いつでもヒメマス料理をお楽しみいただけます。

塩焼きとお刺身でどうぞ塩焼きとお刺身でどうぞ

美しい薄紅色の身はキュッと締まっており、脂がのっていながらもくどさがなく、むしろ風味の繊細さと奥深さを感じるのが、ヒメマスの魅力です。川魚特有の土臭さもまったくありません。

春山荘では、このヒメマスの風味に余計な手を加えることなく味わってほしいとの思いから、年中塩焼きやお刺身でお出ししています。噛むごとに口中に広がるヒメマスの風味は、下顎がキュンとなるおいしさ。お酒が進む、ご飯が進む、最高の味です。

十和田湖の幸フォト
湖の幸に舌鼓
ヒメマスが生息する十和田湖
”姫”だけに小ぶりです。
見た目にも美しい、お刺身舌がとろけそうです。
女将さんのブログ

春山荘のこと、十和田のこと、食のこと、女将さんが思いつくまま書き綴ります。

十和田湖の幸フォト